建設業における契約には請負と常用があります。
その違いはなんなのでしょうか?
ざっくり言うと…
請負→現場一式を任せる。大きい契約が多い。
常用→作業を頼む。1日単位の小規模な契約が多い。
もう少し詳しく
請負とは
「家を建てる」等の現場を完成させるまでが求められ、完成した成果物に対して報酬が支払われる契約のことです。
契約金額の中には、人件費・材料費・運搬費・交通費などの経費が全て含まれていることが普通です。
常用とは
「この作業を1日いくらで頼む」というように、ある仕事を決められた時間行うことに対して報酬が支払われる契約のことです。
1人の作業員が1日働く労働量を一人工(いちにんく)として計算します。
資材そのものや資材運搬などに係る経費は発注者が負担することが多いです。
なお、常傭と書く場合もあります。傭兵の傭という字です。傭兵とは、雇い兵と表記される場合もあり、戦時中に日雇いで1日いくらといった契約で雇用されていた兵隊のことです。こちらが語源でしょうか。
まとめ
請負と常用は工事の受注の仕方の違いのことです。
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